WEBのセミナーで、ヨーロッパ系(多分ドイツ人)のアクセントで英語を話す人の話を聞いていた。で、常套句の、"(We don't want to) compare apple to orange" というところが、リンゴとオレンジじゃなくて、なぜかリンゴとバナナになっていて、それを聞いた一人が拭きだして、笑いは順番に一人一人広がっていったのだけれど、私のところだけ笑顔が固まってしまった。

「確かに、バナナってなんか変だけど、別に笑うこともないんじゃない、相手は英語が母国語じゃないんだし...」とちょっと不機嫌。

だけど、このメンバーは、普通、人の言い間違えを笑うような人達じゃあない。(以前の職場で、英語があんまり上手じゃあないドイツ人女性は、自分にもまして英語がヘタな日本人の英語をよく笑っていたけれど、そういう人達はいない筈)ってことは、やっぱ、私一人が蚊帳の外で、このおかしさがわからないのね。いったい何が違うの?とさっき笑った子の一人に後から聞いてみた。

「ねえ、さっき、リンゴとバナナを比べるって言ったらみんなが一斉に笑ったのは何故?」と。で、至極当たり前という感じで、「だって間違えていたから」と答えが返ってきたので、さらに、「間違えていると笑うの?」と聞いたら、やっと説明してくれた。「あれはね、リンゴとオレンジというのが常套句だから、リンゴって出てきたら、自然と頭の中ではオレンジを連想してるの。それがいきなりバナナになっちゃったからおかしかったんだよ」と。ここまで聞いて、その瞬間、思わず私も笑ってしまった。わかるまで30分かかるのかあ...

そういえば、全然関係ないのだけれど、昔、昔、その昔、日本の会社で新入社員研修なるものを受けたとき、トップセールス上がりの研修担当者が、「いやねえ、よく、営業なんていうのはりんご買いに来たお客さんにみかんを売りつけるようなもんだって言いますけれど、この仕事はまったく、りんごを買いに来たお客さんに子犬を売りつけるようなもんですからねえ」って言ってみんなを笑わせていたけれど...日本語だとりんごとみかんかになるのかな。ま、ニュアンスかなり違うけれど。それにしても、営業マンに子犬を売りつけられたお客さん達、幸せなお買い物になったのでしょうか。

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