私の理解が正しければ、大抵のアメリカ人は高校までのクラスで基本的なディベートの手法を学んでいる。
そして、私の理解が正しければ、日本人がディベートを学ぶ機会があるのは、大学レベルでの英会話のクラスのごく一部、ディベートが教えられる先生がいるラッキー(or unlucky?)な学校に通った学生の一部に限られる。

なので、そんな私に言わせると、アメリカ人は実に言い訳や言い逃れが上手だし、「形勢が悪い」と悟るととたんに本題以外の部分で攻撃してくる。これはディベートの常套手段。まあ、一番よくある例は、国際結婚で形成の悪くなった英語(その他)のネィティブ・スピーカーが、非ネィティブの相手方の言葉を攻撃するケース。「君の英語(または外国語)、下手すぎて何をいいたいのかさっぱりわからないよ!」と。私から見れば完璧な英語(少なくとも、ご主人以外のアメリカ人には文句は言われない筈)を話す、国際結婚された日本人の方が、「私の英語はいつまでたっても上達しなくて...」なんておっしゃるのはこの当たりに原因がありそう...

と、前置きがとっても長くなって本題からそれましたが...
英語の使い方が不安で、文法の得意そうな人に質問しても、微妙な質問だと、聞くたんびに答えが変ってくることが多くて、「あ~あ、またか」と思う。最近は、先に、「気分の問題みたいなもんで、両方普通に聞こえるならどっちでもいいからそう言ってね」というようにしてるのだけれど。

多分、日本人の私が、「『は』と『が』の違いは?」とか「『温かい気持ち』と『暖か気持ち』はどちらが正しいの?その理由はなぜ」と聞かれて答えに窮するのと同じようなもんなんじゃないかと思うのだけれど。

最近の例は、「そのまま」という意味で使う"as is" の使い方。
「そのままにしておけ」と言いたい時に、単数ならば、"Leave it as is" とか "Leve it as-is"でそれほど悩まないのだけれど、これが複数になると悩んでしまう。
Leave them as they are
Leave them as is
Leave them as-is
いったいどれが正しいの?
文法的には、"Leave them as they are."が正しいと思うのだけれど、この "as is"という言葉が、単なる as と is の組み合わせではなくて、「そのまま」という意味を表す表現として イディオムとしての地位を確立してしまっているなら、例の「慣用表現」って規則があてはまるから、"as-is" が一番正しい気がする。事実、音で聞いた場合に、"as they are" という英語は聞くことが少ない気がする。最初は 律儀に "as they are" を使っていたのだけれど、"as-is" という表現を実にたくさん目にするようになったので、いつの間にか、"as-is" を使う回数が多くなった。

そしたら、最近また、"as they are" という表現を目にすることが多くなった。
質問したAさんがオンラインで調べてくれた結果によると、同じような質問をする英語スピーカーがいたらしく、回答は、「文法的には as they are が正しいのでこちらを使うように」と書いてあるとのこと。

ただ、オンラインの検索結果というのは、「さるご大家」が何か言うと、すぐにそれが正論になっちゃうし、1人がそういったからと言って必ずしも正しいというものではないし。


で、別の友人に聞いてみた。
彼曰く、口語では両方使うと思うよ。だけど、よい英文を書きたかったら、そういうあいまいな表現は使わないで、言い換えるのが一番だね。「そのまま」っていうことは「変更を加えず」とか「値を変えずに」とか、もっと具体的な意味があるんだろう。そっちを書けばいいんだよ。
とのこと。

確かに、ごもっともな回答ですけど、ディベートの得意なアメリカという国らしい回答じゃないかい?

で、このあと、「例えば..」を意味する.ex と e.g.に続こうとしてちょっと検索かけたら、オンライン情報が必ずしも信用できない例として、こんなの見つけました\(◎o◎)/!

Resolved Question(解決済みの質問)
"For example" is often abbreviated ex., e.g., and i.e. What does e.g. and i.e. stand for?
(例えばという表現はよく略語でexとかe.g.とかi.e.とかが使われますが、e.g.とi.eは何の略なのですか)
Best Answer(ベストアンサー)
i.e. means 'in example'
and e.g. means 'example given'

まあねえ、質問からして間違えているんだけどさ、ちゃんと、
E.g. means 'for example' in Latin. I.e is also Latin, and stands for 'that is.'
i.e. = id est (it is, that is)
e.g. = exempli gratia (for the sake of example)

なんて答えがあるのに、どうして i.e. = in example なんてのがベストアンサーに選ばれるのさ。
i.e. がthat is だなんていうのは、英語のネイティブだったら常識なのかと思っていたけれど...

あ、また話がそれたので本題に...

「例えば」の表記に、e.g. を使うか ex を使うかは時々話題になる。会社によっては、他言語への翻訳の問題から「英語が母国語でない人達を混乱させてはいけない」という理由で、略語はできるだけ避け、 for example ときちんとスペルアウトするようになんてスタイルガイドで明記しているところもあるけれど、これって、「英語が母国語でない人達を混乱させる」んじゃなくて、英語力のない在米のユーザー(ナショナリティーや母国語はあえて書きません)に考慮してのことなんじゃなんですかって気がしてくる。特に↑みたいな例を見るとね。

私の個人的な感覚では、普通の文章中に略語を使う時はe.g.、数学や物理の教科書なんかで方程式や公式と一緒に使うようなときはex が多いような気がするのだけれど、後者の、「数学や物理の...」というのは、日本の中学や高校の先生で板書にごく普通に使う人達が多かったからであって、アメリカ人の感覚も同じとは限らない。

なので、きいてみた。答えは
「両方使いますよ。ま、文章の種類やスタイルによって若干違ってきますけどね」とのこと。

後日、なにかのはずみに、別の人が、「え、EXは別の略語の意味になることがあるから避けたほうがいいんじゃなかったっけ」というと、↑で答えた方は、「そうなんですよねえ。きちんとしたわかりやすい英語っていう意味ではスペルアウトしたほうがいいので私はいつもスペルアウトしてますよ」と言っていた。

まあね、質問の仕方が違えば答えも違ってくるし、文脈が違えば同じ英語でも微妙に使い方がかわってくるのはわかるからさ、ディベートが得意な...とここでもう一度繰り返す気はないけど。

つくづく、英語は嫌いだと思う。

↓ ご訪問いただきましたありがとうございます。お帰りの前にポチッとクリックしていただけると励みになります。
banner2.gif
人気ブログランキングへ

↓ よろしければこちらもクリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村 スイーツブログ 手作りお菓子(個人)へ